部活って入ったほうがいいの?
学校によっては、全員なにかしらの部活に入ることが、義務付けられているところもあります。
新しい環境・期末に中間テストもあるし、部活に入るかどうか悩みますよね。
しかし、よっぽどの理由がない限り、部活に入ることをおすすめします。
部活に入ったほうがいい理由
大きな理由は2つあります。
まず、中学生になると、小学校の時よりもクラス数が増えた学校が多いのではないでしょうか?40人のクラスが10クラスあるとしたら、果たして3年間同じクラスになる友達はどれほどいるのでしょう?なかなか3年間を通して接点のある友達を作るのは難しいです。
一方、部活の仲間は3年間一緒で、夏休み・冬休みも練習で会います。また、一つの目標に向かって一緒に頑張ることにより、絆の強い仲間になります。仲の良い仲間を作り、中学生活を満喫するのに部活動は大きな役割を担っています。
もう一つの理由として、受験の多様化です。私立高校にかかわらず、公立高校でも、特色選抜など、学校独自の試験が増えているようです。人物像をみるような学校もあります。例えば、400人の定員で、390位までは、当日点プラス内申点の合計の高い順などです。しかし、残り10人は、その点数に加えて、学校からの調査書を見て、最大10点の加点を加え、合格者を決める学校もあります。
何もしていない学校生活よりも、部活動で頑張っていたり、生徒会にはいったりしたほうが加点されるので有利だと言えます。
人気の部活とは?
文化部で一番人気があるのは吹奏楽部ではないでしょうか。ただし、文化部と言っていいのか迷うくらい、練習時間も、練習内容も運動部並みに厳しいです。人気故に、「これがやりたい!」という楽器があっても、楽器のオーディションのある学校も多いですね。
美術部・書道部も文化部の定番です。部活に入りたいけど、毎日の練習は厳しいという女子に特に人気です。最近では、パソコン部といった部活に入っている子も多いです。
運動部では、野球部・バスケ部・サッカー部・テニス部・バレー部といった球技が定番です。しかし、少人数の学校では、チームを作る人数が集まらない学校も……。また、チームは作れても、2チーム作るには人数が足りず、練習試合などが普段の練習で出来ない学校もあります。
逆に、人数が多すぎると、試合になかなか出ることが出来ない、といった学校もあります。野球部・バスケ部に関しては、小学校からクラブチームや、ミニバスをしていた経験者がいることも多いので、初心者にはレギュラーの座が遠いかもしれません。
練習時間は何時まで?土日や長期休暇も練習があるの?
運動部の練習時間は、夏と冬によって、1時間~2時間は異なります。夏は18時半くらいまでしている部活が多いですが、冬は日が落ちるのも早いため、17時半には終了します。もちろん、部活や学校によって終了時間は異なりますが、強い部活は遅くまで残ることもあり、20時過ぎまで練習していると聞いたことがあります。
また、土日に関しては、朝9:00~12:00か、昼13:00~17:00のどちらかであることが多いです。これは、体育館や、グラウンドの使用状況によって異なります。ほかの部活との兼ね合いで、今週は朝から、今週は昼からというように決まります。土日には、練習試合を行う部活も多く、他の学校へ行くこともあるでしょう。
夏休み・冬休みは、土日の練習時間に倣うことが多いです。お盆やお正月は休みになる部活が多いですが、剣道部等は元旦稽古というものがあったりするそうです。なかなかゆっくりと休めないですね。
一方、文化部は週2~3回の練習で、土日はお休みです。練習時間も季節に左右されることは少ないです。運動部よりは比較的自由で、自分の作品が完成したら、帰宅できることも。展示会や文化祭などの前は、作品作りに追われたりすることもありますが、1週間ほどで、あとはゆったりと自分のペースで活動できます。ただし、吹奏楽部については、運動部と同じ時間帯で練習すことが多いのではないでしょうか。
試合ってどういうものがあるの?いつあるの?
運動部での大きな試合は、市中体だと言われています。これは、7月末に行われます。中学3年生にとっては、引退試合になります。市中体で一定の成績を収めることが出来れば、県大会に出場できます。全国までいくと8月中旬まで試合が続きます。
吹奏楽部は、定期演奏会・コンクール出場に加え、地元のイベントに呼ばれることもあります。
結局何部にはいればいいの?勉強との両立はできるの?
もちろん自分のやりたい部活に入るのが一番です。
「やりたいことをやったから、帰ったら勉強をしよう。」
そう思うことが大切です。中間・期末前には、ほとんどの学校で部活がお休みになります。実際、それ以外の日は、毎日19時まで部活動をしていても、定期テストで5科450点以上とれる子も大勢いると言われています。
おわりに
練習量の多い部活動に入っている中学生だと、もはや保護者よりも多忙な毎日を送っているのではないでしょうか。
打ち込めることがあるということは、のちの良い思い出になることでしょう。
メリハリのある生活をして、学業と部活の両立を目指しましょう。