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7月のコラムは、続・学校の四季⑳「少年の日の約束」(中)です。
小学校高学年のころ、当時、流行していた感染症で1週間ほど学校を休んだことがありました。
昔のことですから、休んでいた期間の補習などありません。
教科によっては、習わなかった部分が理解できず、私は、勉強がわからなくなりました。
心配した親は、「教科書ワーク」と参考書を買ってくるように、私を本屋に行かせました。
私は、その書店の参考書コーナーで、『子供の科学』という学習雑誌を見つけました。
付録に観察・実験キットの付いた、子どもを惹きつける内容満載の、理科の手引書のような雑誌でした。
私はいそいそと、「教科書ワーク」とこの雑誌を買って、家に帰りました。
それからしばらくの間、この雑誌は、私の隠れた教科書になったのでした。