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4月のコラムは、続・学校の四季「神社のお守り」(下)です。
テレビ画面に映し出された、かつてのウクライナの美しい街並みや緑の街路樹は、白黒映像のように色彩のない破壊された街の映像に変わっていました。
かつて私は、阪神・淡路大震災のときに、同じような光景を見た記憶があります。
しかし決定的に異なるのは、一方は、避けることのできない自然災害であったのに対して、他方は、一人の権力者がその追随者たちとともに決定した行為であることです。
私たちは今、ふと見かける街並みの美しい光景も人々の営みの賑わいも、実は当たり前にもたらされているものではないことを感じ取っているはずです。
自由と人権のかけがえのない尊さを再認識し、民主主義を貫く意思をどんな苦境にあっても多くの人と共有しひたすら堅持したい、と私は今ほど強く思うことはありません。