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ガッコム安全ナビ 不審者・治安情報の動向調査(2020年1月~3月)

治安情報サイト「ガッコム安全ナビ」に掲載されている情報を元に、2019年度第4四半期(1月~3月)に発生した不審者・動物出没・傷害等の各事件に関する統計情報を下記と通りまとめました。

 

調査対象日:2020年1月1日~2020年3月31日

調査対象:治安情報サイト「ガッコム安全ナビ」に掲載されている不審者・治安情報

 

事件種別の傾向

 

■病気・衛生情報の増加

 今四半期では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、病気・衛生に関する情報が前四半期に比べ約6倍と、大幅な増加の傾向にありました。各自治体は外出の自粛や予防策、感染症患者の発生状況等を報告しています。新型であり短期間で爆発的な流行のため、まだ解明されていないことが多い感染症です。感染者も増加の傾向にあるため、次四半期でも引き続き報告は増加することが予想されます。新型コロナウイルスに関する情報は各メディアでも毎日配信され続けているため、お住まいの地域の情報をこまめに確認することをおすすめします。

 

■子どもに関連する事件の減少傾向

 今四半期の子ども被害の報告は、前四半期と比べて約4割の減少傾向がみられました。また、昨年の同四半期と比べると約3割の減少傾向となり、やはり子ども被害が減少している傾向にありました。減少の要因としては、新型コロナウイルスの流行により、全国の小中学校が3月2日より臨時休校要請が発表され、それにより多くの学校が休校になったことが考えられます。

 子ども被害だけではなく、不審者や声かけ情報の報告も同様に減少傾向となっています。外出自粛中でも、一切外出しない訳にもいきませんので、軽く運動する、公園に行くときもあるかと思います。子どもが一人でいると狙われやすくなるため、近場でもなるべく保護者が同伴することをおすすめします。

 

■コロナウイルスに関連する詐欺情報が増加

 今四半期ではコロナウイルスに関する詐欺が増加しています。実際に発生した詐欺手口やの例を挙げます。

 

・コロナウイルスの助成金が出るので、その手続きをお手伝いします。

・コロナウイルスが流行っているので、撃退する機械をつけないですか。

・臨時休業中の給食費を返還したい。口座を教えてください。

・マスクを融通するので送ります。

・コロナウイルスが水道管に付着しているため、抗菌処理された水道管に替える必要があります。

 

 今後もこのような詐欺が発生し続けることが予想されます。怪しいと感じた場合はすぐに家族や自治体に相談することをおすすめします。

 

特徴の傾向

 

■ロングコート、ダウンジャケットなど厚手の着衣の増加

 前四半期と同様に、今四半期で増加した特徴も冬の装いで、ロングコートやダウンジャケットなど厚手の着衣が増加傾向にありました。今四半期は最も寒い時期であるため、防寒衣類である厚手上着の増加が見受けられました。

 また、減少した特徴は半袖シャツやTシャツと、こちらも前四半期と同様に薄手の着衣が減少傾向にありました。この傾向は昨年の同四半期と同水準です。次四半期では厚手の着衣は減少傾向となり、やや薄手の着衣の増加が予想されます。

 

特徴の色の傾向

 

■特徴色は前四半期と変わらず黒・白・青・灰色が多い

 不審者の特徴で最も多かったのは黒色(54.0%)で、次いで2位が白色(13.3%)、3位が青色(8.9%)、4位が灰色(7.6%)という結果になりました。前四半期と比べると同様の色が上位の結果となりました。不審者は奇抜な装いではなく、洋服の基本色を身に着けていることが多いことが年間を通しても見受けられます。

 

■次四半期は水色・ピンクなど鮮やかな色が増加予想

 次四半期では、水色やピンクなど鮮やかな色が増加する予想です。この傾向は昨年と同水準であり、夏が近づくとさらに増加の傾向にあります。黒色はやや減少する傾向にありますが、基本色であるため全体的に多いことには変わりがないことも予想されます。

<前四半期から今四半期で増えた特徴を集めたアバターと減った特徴を集めたアバター>

 

発生時間の傾向

 

■日照時間の短い冬場は夜間の事件が減少傾向に

 今四半期では、夜間の事件報告数が減少する傾向が見受けられました。冬場は日照時間が短く寒いということからか、昼間に事件が集中する傾向にあります。特に夏場である第2四半期と比べると、19:00~0:00は約4割の減少がみられました。この傾向は昨年の同四半期と同水準のものです。次四半期は事件がやや分散されることが予想されるため注意が必要です

 

■休校措置により、登下校の時間帯でも子ども被害が減少傾向に

 子ども被害は登下校の時間帯が多いと何度か取り上げましたが、今四半期でもその傾向がうかがえました。特に今四半期は日照時間も短く、下校時間が早まるため15:00~17:00に事件が集中している傾向にありました。また、不審者や声かけも同時間帯に集中していました。しかし昨年の同四半期に比べると、増減傾向は同水準であるものの、冒頭で述べた通り事件の報告件数は減少傾向にありました。

 次四半期では休校措置が延長されることも予想されます。子ども被害に関連する事件も減少することもうかがえますが、登下校という時間帯がないため、子どもたちが外にでる瞬間が狙われやすいタイミングになります。気分転換で体を動かすこと以外は自宅で過ごすことをおすすめします。

 

※ガッコム安全ナビは、主に自治体や警察署等からの配信を元にしています。自治体や警察署によって配信ルールが異なるため、実際の事件傾向とは必ずしも一致していません。

※事件種別・特徴・特徴の色は、ガッコム安全ナビ独自のルールに則って仕分け・集計されています。

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