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ガッコム安全ナビ 不審者・治安情報の動向調査(2019年4月~6月)

ガッコム安全ナビ 不審者・治安情報の動向調査(2019年4月~6月)

治安情報サイト「ガッコム安全ナビ」に掲載されている情報を元に、2019年度第1四半期(4月~6月)に発生した不審者・動物出没・傷害等の各事件に関する統計情報を下記と通りまとめました。

 

調査対象日:2019年4月1日~2019年6月30日

調査対象:治安情報サイト「ガッコム安全ナビ」に掲載されている不審者・治安情報

 

事件種別の傾向

 

■動物出没が増加傾向

 今四半期では前四半期に比べ動物出没の報告件数が約5倍と増加傾向にありました。この増加傾向は昨年とほぼ同水準であり、冬眠から目覚めた動物たちが活動する季節が今四半期にあたることがうかがえます。

 報告で最も多い動物の種類は熊で、次いで猪、猿となります。特に今四半期の報告件数の約8割を占めている熊は、遭遇すると非常に危険な動物です。地域でも呼びかけられていますように、発見した場合は刺激を与えずその場から離れ、安全を確保した上で自治体や警察に知らせてください。

 次四半期ではさらなる増加が見込まれるため、山や川など自然へのレジャーを楽しむ際は十分に注意が必要です。

 

■子ども被害も増加傾向

 今四半期の子ども被害は、前四半期の1.3倍とやや増加傾向にありました。今四半期はまだ登下校に慣れていない新1年生たちの入学シーズンであったことや、寒い季節が終わって不審者が比較的活動しやすくなったことなどが、増加の原因として考えられます。特に声かけは今四半期である第一四半期が多く、昨年とも増加傾向は同水準です。学校側の対策として、入学後すぐ警察署の方を招いた交通安全教室などを開催をして正しい対処方法を指導しているようです。

 次四半期ではやや減少傾向が予想されますが、夏休みや日が長くなることで子どもの一人歩きが増える機会が増えるため、ご家庭でも注意が必要です。

 

特徴の傾向

 

 

■半袖シャツやポロシャツなど薄着の増加

 今四半期は半袖シャツやポロシャツ、ハーフパンツなどの夏の装いが増加傾向にあり、前四半期に報告が多かったマフラーやコート類などの厚手は減少傾向にあります。

 次四半期からはさらに薄着が増加する予想にあります。天候や気温の関係で多少の変化はあるものの、着衣に関しては毎年同水準の増減傾向にあるようです。

 

■マスクは今四半期でも多数の報告

 前四半期でも述べたように、冬場に多い特徴の一つとしてマスクがありました。今四半期ではやや減少はするものの、まだ多数の報告があります。子ども被害や声かけ、ちかん等がマスクの特徴を持った事件として多く見受けられます。

 次四半期でマスクはさらに減少する予想ですが、マスクの特徴を持つ事件は全体を通しても少なくはないため、今後も一定の報告があると推測されます。

 

特徴の色の傾向

 

 

■黒が減少し、白、水色、ピンクがやや増加傾向

 不審者の特徴で最も多かったのは黒色(47.4%)で、次いで2位が白色(17%)、3位が青色(8.8%)、4位が灰色(8%)という結果になりました。前四半期と比べると同様の色が上位の結果となりましたが、前四半期で半数を占めていた黒色が減少して、白や水色、ピンクが増加傾向にありました。

 

■黒色が特に多いのは強盗やひったくり

 事件全体を通しても黒色の特徴は多く、特に多いのはひったくりや強盗が多く、特にひったくりは発生した事件のうち7割近くが黒色の特徴を持っていました。また、強盗は紫色や金色など派手な色味が他の事件と比較しても多く見受けられました。

 盗むという点で共通している事件ですが、なるべく目立ちたくないひったくりと、恐怖を与えて奪取する強盗でわずかに特徴の差が出ているように思われます。

<前四半期から今四半期で増えた特徴を集めたアバターと減った特徴を集めたアバター>

 

 

発生時間の傾向

 

 

■夜間に発生する事件がやや増加傾向に

 前四半期と比べて強盗や凶器、器物損壊など凶悪事件が深夜に増加の傾向にあることが見受けられました。また盗撮は18:00~21:00の時間帯が前四半期よりもやや増加の傾向です。日照時間が伸びたことで写真が撮影できるようになったことが予想されます。

 事件全体が夜間から深夜にかけて増加傾向にあるため、帰宅が遅くなった際は十分ご注意下さい。

 

■子ども被害の時間帯にもわずかに変化

 前四半期では子どもたちの登下校の時間帯に事件が集中している傾向にありました。今四半期も同様に朝と夕方が増加の傾向ではありましたが、今四半期は前四半期より18:00~20:00の時間帯が特に増加する傾向にありました。日照時間が長くなったことで子どもたちが出歩く時間帯も長くなったことが推測されます。

 次四半期では夏休みに入るため、子どもたちが出歩く時間帯がさらに幅広くなり、事件の分散化が進む傾向が予想されます。

 

■動物出没は人間の活動時間帯に増加

 今四半期より動物出没が急増しましたが、出没時間帯としては5:00~21:00の間に多く見受けられます。特に増加する傾向にあるのが16:00~19:00の間で、動物が夜行性ということや気温なども関係していることが予想されます。

 また日中帯も報告件数が非常に多いため、動物が出没するという地域は普段の生活においても注意が必要です。人がいる場所には必然的に食べ物やごみが集まるため動物もそれらを求めて山から下りてきます。夜間のゴミ出しをしないことや、田畑に侵入されないように工夫するなど、接触する機会を作らない対策が必要かもしれません。

 

※ガッコム安全ナビは、主に自治体や警察署等からの配信を元にしています。自治体や警察署によって配信ルールが異なるため、実際の事件傾向とは必ずしも一致していません。

※事件種別・特徴・特徴の色は、ガッコム安全ナビ独自のルールに則って仕分け・集計されています。

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