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ガッコム安全ナビ 不審者・治安情報の動向調査(2019年1月~3月)

治安情報サイト「ガッコム安全ナビ」に掲載されている情報を元に、2018年度第4四半期(1月~3月)に発生した不審者・動物出没・傷害等の各事件に関する統計情報を下記と通りまとめました。

 

調査対象日:2019年1月1日~2019年3月31日

調査対象:治安情報サイト「ガッコム安全ナビ」に掲載されている不審者・治安情報

 

事件種別の傾向

 

■火災事故が増加傾向

 今四半期では前四半期に比べ火災事故が1.3倍と、やや増加の傾向にありました。この増加傾向は昨年とほぼ同水準で、年間を通しても冬場である今四半期の発生が最も多く見られます。

 一方で、夏場である第2四半期が最も少なかったため、冬場の火災事故要因として暖房器具等が考えられます。また、この季節は空気の乾燥や強風による火災注意も呼びかけられていました。春になり暖かくなる次四半期からは報告件数は減少傾向が予想されますが、家庭での火気取り扱いには十分な注意が必要です。

 

■動物出没は減少傾向

 今四半期の動物出没は、前四半期の3割ほど減少の傾向にありました。特に熊の出没情報は他の季節と比べても非常に少なく、今四半期の動物出没において10%ほどとなっています。熊は冬眠するため年間を通しての増減が顕著に表れていることが見受けられます。暖かくなる次四半期では急激な増加が予想されるため、山間部地方や入山する際は注意が必要です。

 また、猪や猿など冬眠しない動物たちの出没情報も減少傾向にありますが、熊に比べると年間の増減は緩やかであることが見受けられます。餌を求めて人家付近までやってくることもあるため、野生動物の餌となる生ごみは夜間に外へ出さず、動物たちを寄せ付けないようにしましょう。

 

特徴の傾向

 

■ダウンジャケット、ロングコート、マフラーの増加

 前四半期と同様、今四半期で増加した特徴も、ダウンジャケット、ロングコート、マフラーと冬の装いでした。次いで、ニット帽、スウェット、ジャンパーが増加の傾向です。また、減少した特徴は半袖シャツ、トランクス、Tシャツと、こちらも前四半期と同様に薄手の着衣が減少傾向にありました。

 

■マスクや目出し帽など顔が隠れる特徴が増加傾向

 マスクは事件報告において多く見られる特徴の一つです。年間を通しても多いですが、特に冬場は増加傾向が見られます。マスクは風邪や花粉など利用機会が多いため着用する人も多いです。そのため「不審者=マスク」とは言い切れませんが、安全ナビのデータから見るに、不審者もマスクをしていることが多いと考えられます。また、目出し帽も増加傾向のため、冬場は防寒アイテムで顔を隠すことが多いように見受けられます。

 

特徴の色の傾向

 

■特徴色は前四半期と変わらず黒・白・青・灰色が多い

 不審者の特徴で最も多かったのは黒色(51.9%)で、次いで2位が白色(13.4%)、3位が青色(8.8%)、4位が灰色(8.1%)という結果になりました。前四半期と比べると同様の色が上位の結果となりましたが、青色と灰色の順位が逆転しています。不審者は奇抜な装いではなく、洋服の基本色を身に着けていることが多いことが年間を通しても見受けられます。

 

■次四半期はカラフルな色がやや増加する見込み

 次四半期では、オレンジ、黄色・水色系が増加が予想されます。この傾向は昨年と同水準であり、暖かくなるにつれてさらに増加する傾向です。一方で、赤や紫などの暖色系は減少傾向が予想されます。黒色もやや減少する傾向にありますが、基本色であるため全体的に多いことには変わりはありません。

 

<前四半期から今四半期で増えた特徴を集めたアバターと減った特徴を集めたアバター>

 

発生時間の傾向

 

■写真撮影に関する事件は日中帯に事件が集中

 今四半期では14:00~17:00が集中的に多く、事件の50%近くがこの時間帯に発生しています。次いで6:00~8:00も多く、この時間帯は年間を通しても一定の件数があります。これは登下校の時間と同様であるため、ターゲットが子どもの場合が多いと推測でき、また実際に子どもが被害にあったケースも多く報告されています。

 事件発生場所は通学路、公園、ショッピングモール、エスカレーター、電車内などがあります。被害の内容は、「写真を撮らせて」と声を掛けられたり、無言でスマホを向けられたりする盗撮などです。気が付きにくい犯罪であるため注意が必要です。

 

■暴行事件も日中帯に事件が集中

 暴行事件も同様に、日中帯の事件報告が増加している傾向にあります。特に7:00~8:00と、14:00~17:00の時間帯に暴行事件の65%のが集中し、18:00以降の報告件数は減少傾向にありました。この時間帯もやはり子どもたちの登下校と重なる時間帯であるため、事件に巻き込まれないように注意が必要です。また、次四半期から夏場になるにつれて事件の発生時間帯が分散し、夜間でも事件増加が予想されるため、大人の方でも十分な注意が必要です。

 

■動物出没は夜間よりも日中帯に集中

 今四半期の動物出没は6:00~18:00の時間帯に80%の事件が集中しています。また、同時間帯の動物出没平均も80%以上であるため、年間を通して日中帯に多く集中していることが見受けられます。しかし暖かくなるにつれて夜間帯での報告件数も増加する傾向にあるため注意しましょう。

 

※ガッコム安全ナビは、主に自治体や警察署等からの配信を元にしています。自治体や警察署によって配信ルールが異なるため、実際の事件傾向とは必ずしも一致していません。

※事件種別・特徴・特徴の色は、ガッコム安全ナビ独自のルールに則って仕分け・集計されています。

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