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ガッコム安全ナビ 不審者・治安情報の動向調査(2018年4月~6月)

治安情報サイト「ガッコム安全ナビ」に掲載されている情報を元に、2018年度第1四半期(4月~6月)に発生した不審者・動物出没・傷害等の各事件に関する統計情報を下記と通りまとめました。

 

調査対象日:2018年4月1日~2018年6月30日

調査対象:治安情報サイト「ガッコム安全ナビ」に掲載されている不審者・治安情報

 

事件種別の傾向

 

 

■去年よりも動物の出没報告がやや増加傾向

今四半期では前四半期に比べ、動物の出没増加率が約5倍に増加していました。冬眠から目覚めた動物たちが活発に活動する季節になったようです。

また、去年の第1四半期と比べても、今第1四半期は出没報告数がやや増加傾向にありました。今年は春の訪れが早かったと言われており、動物の目覚めも例年より早まった可能性があります。次期四半期ではさらに報告件数は増加する見込みです。登山やハイキングに出かける人は十分に注意して下さい。また、野生動物を目撃した場合は、各自治体に報告して近隣住民などに呼びかけてもらうようお願いしましょう。

 

■声かけや子ども被害の事案は春が一番多い

去年とほぼ同様の報告件数だったのが、声かけや子どもに関する被害の報告でした。また、1年を通してこの報告件数が最も多かったのがこの第1四半期である4月~6月でした。春は入学シーズンということもあり、新1年生が不慣れな登下校を開始します。PTAや学校側が登下校の見守りを強化し、あいさつ運動や声かけも頻繁に行われています。しかし、このような見守り活動を行っていても、子どもが一人になってしまう瞬間はどこかにあり、その隙を狙って不審者が声をかけたり、危害を加える可能性があります。安全ナビでも掲載している内容ですが、「お母さんが車にはねられて病院に行ったから一緒に行こう!」といって言葉巧みに連れ出す不審者もいます。お子様はパニックになり信じてしまう可能性があるため、学校やご家庭で注意を促す必要があります。

 

特徴の傾向

 

 

■前四半期と比べて全体的に薄手の報告が増加

前四半期と比べると、Tシャツやハーフパンツといった薄手の装いが増加しています。反対に、減少しているのがブルゾンやダウンジャケットといった厚手の装いです。不審者とは言え、季節や気候に反した格好ではなく、ごく一般的な格好をしていることが見受けられるため、装いよりも行動に注意することが大切なように思われます。

 

■去年と比べてもブルゾンやダウンジャケットの特徴が減少

先ほどは前四半期に比べて、ブルゾンやダウンジャケットが減少していると述べましたが、今四半期と去年の第1四半期を比べてもこれらの報告件数が1/3に減少していました。やはり今年は例年よりも暖かくなるのが早いことが考えられます。

また、全裸や下半身露出の不審者は去年と同様の報告件数でしたが、上半身露出が去年よりもやや増加していました。これらの原因も、気温の上昇が早かったことが考えられます。しかし露出事案は安全ナビにおいても比較的報告件数が多い種別であるため、年間を通しての注意が必要です。

 

特徴の色の傾向

 

 

■特徴色は黒・白・青・灰色と去年と同様の順位

今四半期は去年と同様の色が上位でした。

不審者の特徴で最も多かったのは黒(49.1%)で、次いで2位が白(13.6%)、3位が青色(9.2%)、4位が灰色(8.6%)という結果になりました。次四半期では、白、ピンク、水色など夏らしい明るい色の増加が予想されますが、基本的には上位の色は変わらない見込みです。

 

■春夏は黒の特徴が50%を下回る傾向に

 特徴で最も多い色は年間を通して黒色で、特に多かったのが秋にあたる去年の第3四半期で、54.3%という数字でした。また、冬にあたる第4四半期は52.8%と秋冬は50%以上を占めています。しかし去年の第1四半期は49.2%で、今四半期は49.1%と50%を下回っています。さらに、夏にあたる去年の第2四半期は最も少なく48.3%という数字でした。暖かくなると黒を身に着けることがわずかながら減少する傾向があるようです。

 

<前四半期から今四半期で増えた特徴を集めたアバターと減った特徴を集めたアバター>

 

発生時間の傾向

 

 

■1年を通して子どもの被害報告が最も多いのは16:00

子ども被害を年間で見ると、最も被害報告が多いのは16:00でした。この時間は、子どもたちの下校や友だちと遊んだり、習い事に出かけたりと活発な時間帯です。同様に声かけもこの時間帯が最も多く、不審者がこの時間を狙っていることが予想されます。登校時間の7:00~8:00、下校時間の15:00~17:00は年間を通して子ども被害が多いため、登下校は注意が必要だということが言えます。

 

■暴行事案やちかんも登下校の時間帯に増える傾向

暴行事案も年間を通して見ると7:00~8:00と、15:00以降の時間帯増える傾向にあります。先ほども述べましたが、子どもが登下校する時間帯と同様であることと、実際に安全ナビの報告で、子どもがランドセルを引っ張られたり胸ぐらを掴まれたりなど、突然暴行されたという情報が寄せられています。

また、ちかんもこの時間帯にふける傾向があり、やはり子どもが狙われていることが分かります。抱きつきなど不意をついた犯罪は暗い時間帯に多く発生している傾向にあります。イヤホンや歩きスマホをしていて無防備な状態を狙うため、警察や自治体では犯人の接近にいち早く気が付けるよう、これらの使用を控えることを呼び掛けています。

 

※ガッコム安全ナビは、主に自治体や警察署等からの配信を元にしています。自治体や警察署によって配信ルールが異なるため、実際の事件傾向とは必ずしも一致していません。

※事件種別・特徴・特徴の色は、ガッコム安全ナビ独自のルールに則って仕分け・集計されています。

 

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