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全国調査!あなたの学校は部活動必須?

 

 

 中学生が青春の多くの時間を費やすであろう「部活動」。

 長時間に及ぶ活動時間や、休暇日が無いことから、先生、生徒共に悪影響を及ぼす点が問題となっていますが、多くの生徒にとって、青春の大切な要素の一つであることは揺るぎないでしょう。

 事実、スポーツ庁の調査(平成29年度運動部活動等に関する実態調査)によると、中学生の約90%が何らかの部活動に加入しているとのことです。

 その反対に、部活動以外の青春を送る選択肢として「帰宅部」が存在しています。(本コラム上は便宜上「帰宅部」と言っていますが、正式な部活動ではなく、部活動に入っていない状態を指しています。)

 しかし、全国の中学生全てがこの選択肢を取れるのではなく、中には部活動に入ることが必須条件、(=帰宅部NG)となっている中学校もあるというのです。

 著者は、中高共に部活動への加入は任意であった為、非常に驚きです。

 あなたはご自身が住む地域の学校が、任意であるか必須であるか気になりませんか?

 そこで今回、ガッコムユーザーでもあり学校レポーターの皆様から、ガッコムに寄せられた2019年12月時点での情報を元に、その特徴や傾向を分析してみました。

 

(あくまでガッコムに寄せられた情報に基づいた統計的集計であり、必ずしも正確であることを保証しません。また、ランキングは統計的平均値に基づいて作成してありますが、各順位間に統計的に有意な差があることも保証しません。どうかご留意ください)

 

 

 

 

◆調査①「全国比較!帰宅部OK or NGどっちが多い?」

 

 

 全国的にみると、73%の学校が帰宅部の選択が可能で、残りの27%の学校は部活動に入ることが必須であるようです。

 「部活動は任意」という選択ができる学校が多数派で、「部活動は必須」とする学校の方が少数派であることがうかがえます。

 

 

 

 

◆調査②「都道府県別 部活動必須学校率比べてみました」

 

 

部活動必須学校率ランキング

1位:岩手県  90.4%

2位:鳥取県  84.6%

3位:福島県  68.9%

4位:富山県  66.0%

5位:青森県  64.8%

 

 都道府県単位に、部活動必須の学校の率を算出し、その値を元に地図を色分けしています。色が濃い都道府県ほど、部活動必須学校率が高いことを表しています。高いエリアは主に東北・日本海側に集中していることが見受けられます。

 反対に北海道、首都圏、大阪、兵庫、岡山など、政令市のような大都市圏は比較的低い値のようです。

 部活動必須学校率が最も低いのは、政令市である熊本市を擁する熊本県で、なんと4.7%でした。最も高い岩手県は90.4%ですので、地域によって差があることが見受けれます。また、九州は全体的に部活動必須学校率が低いように思われます。

 

 

 

 

◆調査③「同じ都道府県内でもこんなに違う!? 政令市,23区・市・群別 部活動必須学校率比較!」

 

 

※47都道府県の政令市,23区・市・群別の平均部活動必須学校率を算出

 

 各学校を「政令市と東京23区」「市部」「郡部」の3つに分類し、それぞれで部活動必須学校率を算出しました。

 すると12.0%の政令市・23区と比べて、市部は31.8%で2.5倍以上、郡部に関しては38.6%で、3倍以上も部活動必須な学校が占めているように見受けられます。

 同じ都道府県内で比べても、都市部であるほど部活動以外の活動を許容する学校が多く、群部ほど部活動に重きを置く傾向にあるようです。

 必須にする学校とそうでない学校と、理由は学校によってさまざまかと思いますが、都市部は学校の周辺に「部活動に限らない活動」が行える施設や環境の充実度が高い一方で、郡部はそのような施設や環境が十分では無いため、部活動に重きを置いた結果として部活動を必須とする学校が多くなっている、といった理由があるのかもしれません。

 

 

 

 

◆調査④「学校規模でも違いがある 部活動必須率比較!」

 

 

※学校規模ごとに部活動が必須な学校の割合を算出

 

 最後にガッコムが保有する2018年度の生徒数データを利用して、各学校を生徒数に応じて3つにグループ分けし、それぞれで部活動必須率を算出しました。

 ~299人規模の学校が37.4%と部活動を必須としている割合が最も高く、次いで300~699人規模が23.3%、700人~規模が19.7%と、人数規模が大きくなるほど、割合が減少していく傾向にあるようです。

 都市部になるほど学校毎の生徒数は多くなることが多いため、こちらも前述した要因が影響しているとも考えられますが、人数が増えるほど、さまざまな選択を希望する生徒もいるため、学校側が部活動を任意にしているのかもしれません。

 また、生徒全員が部活動に入ると、人数が多すぎてパンクしてしまうといった理由も考えられます。

 

 

 

 

 全体を通し、生徒の人数が少ないと思われる地域になるほど、部活動必須学校率が高くなる傾向があるといえるのではないでしょうか。

 このような地域差は、意外と住んでいる自分たちでもわからなかったりします。自分の地元では当たり前だったことが、他の地域では全く逆だったということも珍しくありません。冒頭に記載しました、「部活動加入は任意が当たり前」と著者が考えていたこともその一例です。

 ガッコムに回答すると、そのような地域差もわかるようになりますので、情報をご存知の方は是非ガッコムにて情報提供のご協力いただけますと幸いです。

 

 

※本記事は、ガッコムが保有する学校レポーター情報(学校毎の200項目以上のアンケートに対して、全国の利用者の皆様から善意でいただいた回答)をエリア単位で集計したデータを使用しています。そのため、中には実情とは異なる回答が含まれている場合もございます。予めご了承ください。

 

※学校毎のデータは、ガッコムの各学校ページ上でご確認いただけます。未回答項目の正しい回答をご存知の方、または回答済項目の誤りを見つけた方は、ガッコム上で簡単に投稿・修正が可能ですので、情報提供にご協力いただけますと幸いです。

 

(ガッコム)

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