» コラム

長距離勤務ママのこんなんでもいっか日記⑦娘の高校留学

 

 高2の娘は、1月から11月の下旬までオーストラリアで高校留学をしており、ホームステイをしながら現地の高校に通っている。コロナで留学が中止になり帰国を余儀なくされたり、渡航直前に留学中止になった生徒・学生が多い中で、なんとか留学を継続できた事は奇跡で大変幸運だったと思う。娘の留学先はオーストラリアでも都市部ではなく地方のため、感染が少なかったため学校に通うことができた。またオーストラリアでは当初モリソン首相が「学校は休校にしない」という方針を取ったことも影響していると思う。コロナ第一波の時は、娘の学校は一時在宅授業(オンライン授業)になり、また学期の間の休みが例年よりも長くあったが、5月以降は普通に開講されている。とはいっても、コロナの影響のせいか、また娘が大学進学に近い学年(Year 11)に在籍したせいか、よく留学のイメージにある「太陽の降りそそぐ中で活気あふれた留学生活」を送っていたわけではないようだ。学期中は、毎日学校に行き授業を受け、授業が終わるとホームステイ先に帰宅する、休みの日は家でゆっくり過ごしている、泊りがけの遠出はなし、という比較的地味な留学生活を送っていたようである。

 

 娘が留学する前は、娘が留学したらどんなに寂しくなるだろうと思っていた。私は、日頃、他のお子さんの親に比べて圧倒的に娘と会っている時間が少ないが、それでも家に娘がいないというのはきっと寂しく感じるだろうと思っていた。だが、2月からのコロナ禍で、コロナの状況が気がかりで、寂しいと思うよりも、ともかく元気に過ごしていれば何でもいいじゃない、という気持ちになった。落ち着いたホストファミリーにも恵まれて、地味だが問題なく過ごしていることがわかると、後は気にならなくなった。また、こちらもコロナのせいで、いつもの生活ではなくなり、気を遣うことや日頃していない仕事が増え、4月からは仕事で精一杯になった。そうなると娘に関しては、ますます無事に過ごせていればもうそれ以上は望まずというスタンスになった。たまにZoomで無事を確認すれば十分満足な気持ちになれた。

 

 そうこうしているうちに夏もあっという間に過ぎ、秋も終わる頃になり、娘の帰国が近づいてきた。無事に過ごせれば十分だと思っていたのに、ここまで来ると欲が出てくる。娘はオーストラリアで成長しただろうか。英語は上達しただろうか?友人はできただろうか?いろいろと期待したい気持ちと、いやいや期待などしてはいけないという気持ちが交錯する。娘が帰国することは嬉しいし安心する。娘と喧嘩したり、娘の日常を心配したりするそれなりに変化がある賑やかな生活が始まる。でも少し不安もある。娘のいない間に夫婦だけの気ままな暮らしにすっかり慣れてしまった。夕飯の時間は遅くなった。テイクアウトの回数は増えた。洗濯の回数は減った。でもこれからは、娘の食事、お弁当作り、塾通い、大学受験といろいろな事にきりきり舞いする生活が始まる。それができるのだろうかと心配になっている。

(しづか)

スポンサードリンク