まず最初に、シビックテックの説明をさせていただきます。
シビックテックとは、市民がITなどのテクノロジーを活かして社会や行政が抱える課題解決して生活向上を目指すアクションを指します。
シビックテックの事例としては、ある市内では道路の破損や公園の遊具が壊れているなど地域の困りごとを、ICT(通信情報技術)の利用により、市民が行政に報告し互いに共有して解決し合うという仕組みがあります。
このシビックテックというアクションは米国から始まった取り組みですが、現在は日本の各地でも広まり、Code for Japanを始め、Code for ○○といった地域やテーマ単位での活動も広まっています。
そして、CIVIC TECH FORUMは全国のシビックテックプレイヤーが普段の活動を共有するための場であり、今後の活動を広げるための場でもあります。
今回は山田がスピーカーとして「不審者・治安情報サービス「ガッコム安全ナビ」の取組 ~地域で見守る社会を目指して~」という内容で登壇致しましたのでご報告を致します。
当日はあいにくの雨でじめじめした梅雨らしいお天気でした。
しかし会場はお天気に負けず大勢の人が集い非常に賑やかで活気のある雰囲気でした。
また、弊社はCIVIC TECH FORUM2019の協賛をさせていただき、会社案内等も会場内に設置しました。
スピーカーは48名です。1人10分という持ち時間内で、いかに自分の想いを伝えるかが勝負です。
弊社の発表は、山田自身の「世界一周の旅」という経験をもとに、治安の「情報」の大切さを改めて痛感し安全ナビの開発に至ったこと、開発で苦労した点や工夫した点について、実際に起きた声かけ事件の内容を分析してグラフ化、そして最後に今後の安全ナビの展開を述べました。

10分という短い時間ではありましたが、弊社がどういう活動を行っているか、どういう展望を持っているか等を参加者にご理解いただけたと感じております。登壇後はたくさんの参加者様からお声掛けをいただきました。また、弊社も多くの方にお声を掛けさせていただきました。
詳細は以下のリンクより、登壇時の動画が閲覧できます。
https://2019.civictechforum.jp/data/ctf2019/org/speakers.php?mode=movie&id=12
また、運営の方が発表時の内容をリアルタイムにまとめられた「グラフィックレコーディング」が会場に掲示されました。
似顔絵付きでとても可愛いです。
各発表を拝見しましたが、非常に興味深いものばかりでした。
民間企業の方だけではなく、行政の方も積極的に参加していたり、双方が非常に問題解決に関して努力していることが分かりました。
また、発表の中で、弊社が感じている問題を他の方も同様に感じていることも分かり、このCIVIC TECH FORUMを通して交流を深めると何かより良い方向へ発展するのではないかと期待しております。
そして発表で共通していたことは、自分たちの持っている技術や、活動によって地域や社会をより良くしようと目指している人ばかりでした。ガッコムも社会貢献を目指す企業のため、今回CIVIC TECH FORUMに参加できたことは非常に意義があったと実感しています。
弊社は今回の参加をきっかけに、今後も様々なシビックテックのイベント等へ積極的に参加して、活動の場を広げていきたいと考えております。
最後になりましたが運営の方々には、このような場を設けていただき非常に感謝しております。会場セッティングや司会進行等、滞りなくスムーズに運んだことは運営の方々のチームワークの良さだと感じました。今後もシビックテックに関することでお世話になるかと思いますが、今後ともよろしくお願い致します。
株式会社ガッコム