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「公立の学校でも行きたい学校を選べる!」学校選択制とは メリット・デメリットはあるの?

はじめに 学校選択制とは

公立の学校は自分が住んでいる住所によって、通う学校を指定される「通学区域制度」があります。住所によって指定された通学区域を「基本学区」と言い、原則は基本学区に則って就学することになっていますが、学区外の学校でも選択できる場合があります。この学校を選択できる制度を「学校選択制」と言います。

 

今回は学校選択制とはどういったものか、学校選択制の形態、学校選択制のメリット・デメリットを考えていきたいと思います。

 

 

学校選択制とは 全ての地域で導入されているの?学校選択制にも種類があるの?

はじめに、「就学する学校を選択できることが学校選択制」と書きましたが、学校選択制をとっていない地域もあります。また、以前はこの制度を導入していたが現在は廃止しているというところもあったり、現在導入を検討しているという地域もあり、地域によって違います。そのため、公立で就学希望の学校がある方や、お子さまの就学予定の地域が学校選択制を導入しているか気になる方は、一度自治体に問い合わせて確認するといいでしょう。

 

学校選択制は市町村教育委員会が設置する小学校や中学校が2つ以上ある場合、その就学先を選ぶことができると文部科学省が決めています。

 

この学校選択制にも種類があり、以下の6の形態があります。

 

① 自由選択制

② ブロック選択制

③ 隣接区域選択制

④ 特認校制

⑤ 特定地域選択制

⑥ その他(①~⑤以外のもの)

 

以下では学校選択制の種類について説明していきます。

 

自由選択制

自由選択制は、市区町村内のすべての学校を選択できる制度です。

 

 

B地区に住んでいたとしても、A・C・D・E地区の学校を選択することが可能です。

学校ごとの特色を説明するために、学校説明会が開かれるところもあるようです。

しかし、定員が設けられていることが多く、一つの学校に人数が集中して募集人数を超える場合は、抽選など何らかの方法で人数調整をするため、必ずしも希望した学校に入れるとは限らないためご注意下さい。

詳しくは市区町村のHPで詳細が掲載されているためご確認下さい。

 

 

 

ブロック選択制

ブロック選択制とは、決められたブロック内での選択ができる制度です。

 

 

A・B地区と、C・D・E地区でブロックが分かれている場合は、ブロック内の学校を選択することが可能です。

 

 

 

隣接区域選択制

隣接区域選択制とは、隣接区域内での選択ができる。制度です。

 

 

B地区に隣接している、A・D地区の学校が選択可能です。

 

 

 

特認校制

特認校制とは、特定の学校に通学区域関係なく選択できる制度です。

 

 

特認校制度を取っているF地区の学校の場合、他学区より就学が可能です。

 

特認校制度は山沿いや海沿いなど自然が豊かで、児童生徒が少ない小規模校が中心となって実施しています。そのような学校を小規模特認制度や、特認制度実施校と言います。

 

小規模特認校にも就学条件があり、それは学校によって異なります。

 

一例として、小規模特認校を導入しているある市の就学条件をあげると、通学の条件として、バス・電車等の公共交通機関を利用するときは、原則として1人で通学できることとするが、保護者による送り迎えは学校長の承諾を得た場合は認めるとあります。また、保護者にも条件があり、PTA活動や教育活動に賛同し参加することとされています。

 

自然が豊かな学校で、のびのびと子どもに学校生活を送ってほしいと願う保護者の方にはありがたい制度ではないでしょうか。

 

特定地域選択制

特定地域選択制とは、ある特定の地域や住所に住んでいる場合、就学する学校を選択できる制度です。

 

この場合、特定地域に指定されているG地区では学校が選択可能となります。

一例として、特定地域選択制を導入しているA町で、特定の地域に住所を有する人は、幼稚園・保育園の年長児の秋頃にA東小学校かB西小学校どちらに就学するか選択できます。選択した小学校は卒業まで通うことが原則のようです。そして、小学校の6年生の秋頃に再びA東中学校か、B西中学校かどちらに就学するか選択し、原則として卒業までこの中学校に通うこととなります。

 

公立学校にも個性や特色を!学校選択制の導入の目的とメリット

学校選択制を導入する多くの自治体は、個性や特色のある学校づくりを目的としているそうです。各々の学校に、おのずと保護者は子どもに合った学校を見極めるため、さらに教育への関心を高めることが狙いです。

 

また、学校側は選ばれる立場となったために教育方針の発信を積極的に行うようになるので、学校の活性化へとつながると言われています。

 

特定の学校に児童・生徒が集中してしまう恐れ… 学校選択制のデメリット

学校が選ばれる立場になると、学校の教育内容の特色や話題性により学校間に人気の差が生じ、それによって児童生徒が一方の学校に集まりすぎ、もう一方では減少することになり、適正な学校規模が保てなくなることがあげられます。

 

また、自宅から遠い学校を選択した場合、安全な通学路の確保が難しくなることもリスクです。さらに地域との密着性が薄れることなども問題点となっています。大人たちが近所の子どもたちの登下校を見かけるだけでも防犯の目になりますが、地域の学校に通わなくなると顔見知りも減り、声かけなどもできなくなってしまいます。そうなると地域で子どもを守るということが難しくなると考えられます。

 

学校選択制導入地域の保護者やお子様が希望の学校を選んだ理由は?

学校選択制を導入している地域だと、基本学区にせよ、学区外にせよ、いずれにしても2つ以上の学校を選ぶことになります。

そのような場合、保護者の方やお子様はどういった点を重視して学校を選ぶのでしょうか。

 

実際に学校を選んだ保護者の方にインタビューをしたのですが、まず、小学校の場合はなんと言っても「自宅から学校が近い」ということが一番の決め手だったそうです。

やはり小学校に通うとなると心配なことは登下校です。子どもの体力的な面や、防犯の点でも、家から近い学校のほうが家族の心配も少なく、何かあってもすぐに迎えに行くことができるということが大きな理由だとおっしゃっていました。

一方、中学校の選択ともなると「小学校からの仲良しの友だちと同じがいい」「兄姉が通っているから」「学校に特色がある」「学校が荒れていなくて環境がいい」「ベテランの先生がいる」「高校受験に強い」「学校の規模が大きい・小さい」など、理由は様々なようです。

いずれにせよ、長く通う学校になるので、家族間でよく話し合うことをおすすめします。

 

おわりに

皆さまはお子様にどこを重視して学校を選んでほしいでしょうか。

 

保護者の方ができることとしては、先輩ママから学校の情報を収集することも一つの手でしょう。気になる学校に通っているお子様の保護者の方に意見を聞いたりして参考にするのもいいかもしれませんね。

 

お子様に合った学校を選べるよう、応援しています!

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