» 知りたい!学校の防災対策はどうなってる?子ども自身ができる対策術

知りたい!学校の防災対策はどうなってる?子ども自身ができる対策術

はじめに

東日本大震災や熊本地震の記憶も新しく、今後新たな地震も予知されています。親としては子どもの学校や外出先での防災対策が気になりますね。

 

学校ではどのような防災対策がされているのか、また子ども自身が身を守る方法があるのか、詳しく見ていきましょう。

 

 

学校の「耐震化」はどこまで進んでいるの?

学校は子どもの学習と生活の場であり、いざという時の地域住民の避難拠点でもあるため、建物は安全でなくてはいけません。

文部科学省が発表している、平成27年度「公立学校耐震改修状況調査」によると、全国の公立小中学校の耐震化率は95.6%でした。前年度が92.5%だったので3.1ポイント上昇しています。しかし耐震性のない建物がまだ5,212棟もあるのです。

 

都道府県によっても違いがあり、耐震化率の高いナンバーワンは愛知県、次いで宮城県、静岡県となっています。反対に耐震化が遅れているのは広島県、沖縄県などがあげられています。

【自治体別教育統計ランキング】
全国 – 小・中学校耐震化率ランキング
http://www.gaccom.jp/region_ranking/quake_proof_esjs

全国 – 小・中学校2次診断等実施率ランキング
http://www.gaccom.jp/region_ranking/quake_proof2_esjs/p0

 

学校ではどんな防災対策をしているの?

多くの学校では、各自治体が作成した防災の手引きを参考に、学校の特性に合わせた防災マニュアルを作成しているそうで、地域によって津波対策、強風対策などを盛り込んでいる学校もあります。さらに万一のとき落ち着いて行動できるよう、避難訓練を繰り返し行っています。

 

ただし現在実施されている避難訓練は昔ながらのものが多いようです。火事でも地震でも、教室に先生・生徒が全員揃った状況での避難訓練です。できれば教室外に1人でいる場合など、違った状況での訓練も行うとよいでしょう。

 

強い地震があった場合は親が必ず学校へ迎えに行く!

また東日本大震災後は、災害時に親が子どもを学校まで迎えに行く「引き取り訓練」がより重要視されています。東日本大震災では下校のさせ方について、一部で議論が起こりました。親が共働きで交通手段も断たれ、下校しても家には誰もいないという子どももいるのに、一律に集団下校させた学校があったからです。

 

1年に一度行っていた「引き取り訓練」は意味がなかった、と親は落胆しました。現在では、震度5以上の場合は親が迎えにくるまで学校が子どもを預かる、といった規定を作る学校も増えてきました。また災害時に、学校や自治体から一斉メールを保護者に送るシステムも普及してきています。最新の情報や学校の対応を知るために、登録しておくことをおすすめします。

 

子ども自身ができる学校での防災対策の術は?

学校で災害が起きたとき、皆と一緒にいるとは限りません。1人の時に自分で身を守る方法を知っておく必要があります。地震の時は「モノが落ちてこない・倒れてこない・移動してこない」場所へ身を寄せるのが基本です。

 

下記に校内の場所別、具体的な地震対処法を紹介します。

 

校内の場所別での対処方法

教室……机の下にもぐって机の脚をしっかり握りましょう。

 

廊下……近くの教室に避難できない場合は、設置されている蛍光灯や窓が割れて破片が飛び散る恐れがあるため、そういったものがないところを探して小さくかがみましょう。

 

図書室・音楽室……本棚、ピアノから離れましょう。

 

理科室・家庭科室……薬品のびん、食器棚などから離れましょう。

 

校庭……校舎の近くは落下物や倒壊の危険があります。建物から離れた校庭の真ん中でしゃがみましょう。

 

トイレ……比較的安全なのであわてて飛び出さず、ドアを少し開けておいて閉じ込められないようにしておきましょう。

 

揺れがおさまったら、先生や校内放送の指示に従います。この時『おかし』の原則「おさない・かけない(走らない)・しゃべらない」を守ることです。火事の際はハンカチで口を覆い、先生の指示をあおぎましょう。

 

登下校中に地震にあったら?

登下校中や外出中に地震が起きたら、ランドセルなどで頭を守ってしゃがみます。電柱、住宅の塀、お店の大きな窓の近くは避けましょう。揺れがおさまったら、学校か家の近いほうへ帰るか、公園など倒壊するものがない広い場所へ避難します。

 

家庭内での決め事

平日だと家族がそれぞれ別の場所にいることのほうが多いでしょう。そのため、家庭内では避難場所や家族の集合場所を決めておくことが大事です。あちこち移動すると安否確認が難しくなるので、「必ず迎えにいくから、決めた場所で動かず待っていてね」と子どもに話しておきましょう。

 

おわりに

子どもを災害から守るためには、学校、家庭、地域の連携が欠かせません。そして子ども自身が万一のとき自分で判断し行動できるよう、「防災教育」を充実させる必要があるのです。災害はいつなんどき起こるか誰にも分かりません。自分の身をしっかり守れるように訓練しておきましょう。

スポンサードリンク