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みんな揃って食べている?子どもと夕食の大切な関係

はじめに

 

みなさんは、ご家族との食事で何か思い出となっている事はありますか?

お父さん、お母さん、兄弟姉妹、おじいちゃん、おばあちゃん等メンバーはいろいろでしょうが、きっとすてきな思い出シーンがあると思います。

今回は、そんな家庭の食事、特に夕食の子供達への影響等について考えていきたいと思います。

 

家族そろっての夕食が減少傾向

近年では家族そろって夕食をとる頻度が減少しているそうです。昭和から平成にかけて、「毎日食べる」「集4日以上食べる」ということが年々少なくなっており、家族揃っての食事の場が少なくなってきているみたいです。また、それと同時に塾や習い事の関係で子どもがひとりだけで食べる、いわゆる孤食も増えています。これは社会環境やライフスタイルの変化にともない、家族揃って食べる機会が少なくなっているがための結果と言えるでしょう。これらの結果をみると、筆者は家族での夕食のあり方、特に孤食の子どもが増えていることに危機を感じています。

 

家族との交流・コミュニケーションの場としての役割

食事を通して、「ああだ、こうだ」と話しをして、笑ったり、楽しんで食べる食事は、家族にとっても楽しみであり、また、コミュニケーションの場ともなります。そして、そんな時間が家族との絆を深める大切な時間となり、最終的に心の成長を促す効果をもたらします。この家族との交流が、お子さまにとってはかなり重要なものではないでしょうか?

 

夕食は心の栄養剤

よく言われるのが、「家族そろって食事をしている子どもでは、きちんとあいさつをする子どもが多い。反対に、一人で食べる子どもは、疲れやすく、イライラすることが多い」ということです。実は、近年の子どもの孤食の増加の背景には、家族構成や社会の変化だけでなく、子ども側の理由、特に塾や、部活、スポーツクラブやお稽古等の、子どもの放課後活動の増加も一因ではないでしょうか。

 

夕食の時間に、何らかの活動が入る場合、コンビニのパンやおにぎりを持って会場で食べたりする子どもが増えてきました。また、家庭で食べるにしても、10時過ぎ等になったり、夜型食事をする子どもも増えてきています。夕食の時間は、一日で一番家族でゆったりと過ごせる時間なので、家族同士の何気ないふれあいの中に、子どもの心を育てる栄養剤があるんです。

 

食卓の場には大人たちにも影響がある!

また、家族との夕食の効果は、実は子どもだけではなく、大人にもよい影響をもたらします。子どもへの理解につながり、家族の結びつきがより強まるのです。子どもが大きくなるにつれて家でも顔を合わせる時間が無くなってくるものです。夕食という場こそが子どものことを知るチャンスです。

 

まとめると…

 

家庭での食育が子どもの体と心を育てます。

 

家庭での食卓を変えるのは大人次第です。

 

家庭での食事は、子どもだけでなく大人にも影響を与えます。

 

ある小学生と筆者の交流の話

家庭の事情で、朝食を食べてこない子でしたが、ある日、にこにこして話をしてくれました。「昨日の夜、外でごはんを食べたんだ。」家族で外食したとの事。満面の笑みで話す姿に感動しました。きっと、外食を通しての家族同士の交流で心満たされたのでしょうね。

 

大人は忙しいです。そして、今や子どもも忙しくなりました。そんな中、頑張って食事を一緒にしている方は大勢います。でも、もし、どうしても孤食にしがちなご家庭がありましたら……せめて、週に数回でもよいと思います。ご家族ご一同様で食べる日を決めて実践してみませんか?その中で、外食を利用するのも一つの手かもしれません。それだけでも絶対に得られる物があると思いますよ。

 

■参考:厚生労働省 「食を通じた子どもの健全育成(-いわゆる「食育」の視点から-)のあり方に関する検討会」報告書について

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/02/s0219-3.html

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