» 中高一貫校特集④入学の準備に必要なこと

中高一貫校特集④入学の準備に必要なこと

はじめに

これから始まる6年間の新しい学校生活。

 

ご両親はもちろん、お子さん本人も、期待と共に不安も抱えられていることでしょう。学区の指定がない分、ご家庭から学校までの通学の距離があることも多々あります。これからは、早朝からバスや電車に揺られ通学する日々になるお子さんもいることでしょう。

 

未来に向かって一歩前進し、一貫校の扉を開いた皆さん、安心してこれからの学校生活を送れるよう、今一度点検して備えておくことなどをチェックしておきましょう。

 

 

期待が挫折に繋がらないために 中高一貫校に入学してからが本番

塾や家庭でのフォロー学習など、大変な思いで受験を乗り越えたお子さんも、ひとまず無事に合格できたことのリラックス感はあるでしょう。

しかしあまりゆっくりもしていられません。様々なレベルのお子さんがいる公立の中学校と、受験をクリアして入学してきたお子さんたちが集う一貫校の環境とではわけが違うことを肝に銘じておかなければならないのです。

 

おそらく最初のテストでは、これまで学んできたことの余力で、なんとかレベルをキープできるかもしれません。けれど学期が進むにつれ、個人のやる気や興味に変化も生じて、早い子では1年生のうちに自分の居場所を失ってしまうこともあるのです。

 

学校側は、もともときめ細やかな学習や学校生活のフォローもセールスポイントの一つにしていたはずですが、それとお子さん本人がマッチングしない事には、上手くいくものもいかなくなります。入学後の落差を少しだけでも減らすためには、酷なようですが、合格後も継続して勉強に取り組む姿勢を崩さないことです。これは親御さんにも同じことですが、お子さんのちょっとした変化や、学校生活での困りごとに気付いてあげられるよう、そばで見守り、励ましてあげることを続けていただきたいと思います。

 

当たり前ですが、合格が全てではありません。合格してからが本番です。強豪揃いのレースのスタートラインに自分の子供が立っているという自覚を忘れないで下さい。

 

中高一貫校に入学してからの費用を再確認しておこう

公立の中高一貫の場合、義務教育である中学の3年間は授業料の負担がないはずです。しかしながら、入学前に必要となってくる制服代や、通学にかかる交通費、場合によってはスクールバスなどの利用費もあるでしょう。

 

また、カリキュラムに特色を持たせてある側面から、それ以外にも各種の負担金が発生してくることも考えて準備をしておく必要があります。中学校の場合、一般的には年間15万円程度を目安に準備されることが望ましいでしょう。

 

高校に関しても、通常の学校教育費に関してはあまり差がないようですが、その他の負担金の部分で違いが出ることもあるため、6年間を通して、いつ、どんな費用が必要になってくるのか、ご家庭でも再度確認をされておいたほうがいいと思います。

 

中高一貫校では学習以外の取り組みも積極的にすることをおすすめします

小学校時代は、授業参観や運動会など保護者が参加する学校行事も多いです。中学になればそれもひと段落するというのが一般的な考え方ですが、一貫校の場合、この点でも多少の違いがあるかもしれませんので注意が必要です。

 

一貫校の多くは、“社会のリーダーになっていくような積極的な人材を育てる”という目標を掲げていることが多いので、地域や企業などとも連携して、生徒に発表や体験の場を持たせるということもあるようです。

 

小学校ほどではないにしても、そういった課外活動のフォローも保護者に対して求められるケースがあるかもしれません。6年間を通じてお子さんの成長を確認できる良い機会ととらえて、そういった声掛けがあった時には、積極的に参加されると良いでしょう。思春期になると難しい事もあるでしょうが、親が積極的に参加し、協力してくれる姿は、必ずお子さんの心に届くはず、そして勉学へのモチベーションにもつながる事だと思います。

 

中高一貫校で充実した6年間を過ごすために

様々な理由から、中学3年間を終えた時点で改めて別の学校を受験する、という選択肢は確かにあります。

 

けれど、6年間を一つの場所で学ぶメリットはたくさんあることを、あらためてよく理解しましょう。公立の中高一貫という教育体制が始まったのも、中学で高校レベルの高い学習に進めるようにすること、スポーツの分野では高校生と肩を並べて、技術や精神的な成長を図れるようにすることを目的とし、優秀な人材を広く集めようという流れによるものです。

 

6年間をプラス思考でとらえ、よりよい学習と人間関係を築ける期間と位置付けてほしいものです。

 

まとめ

幼いころからの友人に囲まれて地元で過ごすことも一つの選択。けれどいつかは独り立ちちなければならないタイミングがやってきます。

中学受験は、独り立ちのもっと早いタイミングではないかと思うのです。同級生だけではなく、少しだけ上の価値観を持った高校生と身近に接しながら、いつしか“自分”を俯瞰で見ることができるようになるはずです。

 

後になって気付くことも多いですが、これぞ一貫校に学ぶ醍醐味ではないでしょうか。

スポンサードリンク