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ガッコム安全ナビ 不審者・治安情報の動向調査(2018年1月~3月)

治安情報サイト「ガッコム安全ナビ」に掲載されている情報を元に、2017年度第4四半期(1月~3月)に発生した不審者・動物出没・傷害等の各事件に関する統計情報を下記と通りまとめました。

 

調査対象日:2018年1月1日~2018年3月31日

調査対象:治安情報サイト「ガッコム安全ナビ」に掲載されている不審者・治安情報

 

事件種別の傾向

 

 

■火災の報告が増加傾向

今四半期では前四半期に比べて火災の報告が1.5倍に増加しました。火気の使用頻度が高くなる季節のため、火災事故も増える傾向にあります。また、強風や乾燥により山火事などが発生する場合もあるため、冬場は火災防止運動や火の取り扱いには十分注意するよう呼びかけられています。

次四半期からは火災報告は減少傾向の予測にありますが、火の元には常に気を付けるよう心がけましょう。

 

■動物の目撃情報は次四半期より急増の予想

前四半期では動物の目撃情報は大幅に減少するとの予測でしたが、やはり動物の冬眠時期らしく報告件数は前四半期の1/3となりました。目撃された野生動物は熊、猿、イノシシ、鹿が多くあげられます。また、目撃された場所は山間のほかに川付近や民家付近など人の往来がある場所のため警戒が必要でした。発見した場合はすぐに自治体や警察に連絡するよう呼びかけられています。

次四半期からは動物が冬眠から目覚める時期であるため、報告件数は去年の数字から予測すると5倍ほどになる見込みです。

 

■冬場はインフルエンザの報告が増加

今四半期では感染症の報告も増加し、特に冬場多く見られるインフルエンザが多く見られました。インフルエンザの報告は学校を中心としたものが多く、学級閉鎖を知らせるものでした。3月の後半よりインフルエンザ患者の減少が報告され、次四半期では大幅に減ることが見込まれますが、春先でも集団かぜが流行る場合があります。また、夏場の感染症などが徐々に増え始め、手足口病や食中毒などの報告が予想されます。季節に流行する感染症にご注意下さい。

 

特徴の傾向

 

 

■前四半期に続き寒さに対応した特徴が増加

寒さが続く今四半期も前四半期と同様に、マフラーやコート、ニット帽など防寒の装いが多く見られました。その反対に七分丈やハーフパンツなど夏の装いは激減し、シャツなどの上着の特徴も、コートを羽織っているためか報告数は減少が見られました。また、自転車やバイクなど風を切る乗り物もやや減少し、車が微増している傾向が見られました。

 

■サングラスは夏場だけではなく冬場にも注意

先ほど夏の装いは今四半期で激減したと言いましたが、夏をイメージさせるサングラスは冬場でも多く報告されています。夏場と比べると報告件数は半数になりますが、サングラス自体の事件母数が多く一年を通しても警戒が必要です。不審者の特徴としてよくあげられるサングラスは、実際の不審者の装いと同様だということではないでしょうか。手軽に顔廻りの人相が隠しやすいマスクや帽子などとあわせて注意しましょう。

 

■今四半期は全裸の不審者が最も少ない

全裸の不審者の報告は一年を通してあるものですが、やはり冬場の報告は他の季節に比べて最も少ない報告件数でした。前四半期と比べると1/2の件数となりましたが、次四半期になると今四半期の3倍の予測が見込まれます。

「春になると不審者が増える」と言われますが、春の暖かさに解放感を感じて犯行に及んでしまうのではないでしょうか。

 

特徴の色の傾向

 

 

■特徴色順位は黒・青・白・灰色と順位に変化

今四半期は前四半期と同様の色が上位となりましたが、前四半期では2位だった白が3位の青と逆転する順位の変化がありました。

不審者の特徴で最も多かったのは黒(52.8%)で、次いで2位が青(9.8%)、3位が白色(9.6%)、4位が灰色(9.1%)という結果になりました。ダウンやコートの色が黒や青系統が多いこともあり、今回の結果となったと考えられます。

 

■行方不明者の特徴

不審者の特徴はどの事件においても黒が半数を占めていましたが、行方不明者の特徴も黒や青などが多く見られます。やはり洋服の基本色となっているため、多くの人が身に着けていることもあり、不審者だけの特徴色ではないようです。

 

<前四半期から今四半期で増えた特徴を集めたアバターと減った特徴を集めたアバター>

 

 

発生時間の傾向

 

 

■真夜中から朝にかけて事務所や店舗荒らしが増加

真夜中から朝にかけての時間帯に事務所や店舗で盗難被害が報告されています。従業員が退社している隙を狙っているため、翌日または休日明けまで気が付かないことが多く、警察への通報に遅れが発生したり、正確な被害時間が分からなかったりします。防犯カメラなどを取り付けると犯行の時間帯や犯人の特徴を割り出せたり、犯罪抑止にもなったりするので便利ではないでしょうか。

 

■盗撮は通勤や登下校中や、入浴中に発生

盗撮が多い時間帯は、7:00~8:00、14:00~18:00となり、この時間帯は多くの人が行きかう通勤や登下校中だということがわかります。スカートの中にスマートフォンを差し入れられたり、ゲームをしているふりを装ってシャッターを押していたりする場合があるようです。人ごみに紛れるほうが犯行や逃走がしやすいため、往来のある時間帯を狙うのではないでしょうか。

また、夜間の時間帯の報告件数も決して少なくはありません。入浴時間と思われる21:00~0:00の間が多く見られます。脱衣所や浴室にスマートフォンを差し入れるという内容なので、窓の開放には注意してください。

 

■火災発生は9:00以降から増加している

冬場のため火災の件数自体も増加していますが、今四半期では特に9:00以降の増加が目立ちました。出かける前にストーブやこたつなど暖房器具を消さなかったことが火災につながっていると予想されます。帰宅時間や夜中の発生件数は減少しますが、それでも消し忘れなどは後を絶ちません。火気の扱いにはじゅうぶん気を付けましょう。

 

※ガッコム安全ナビは、主に自治体や警察署等からの配信を元にしています。自治体や警察署によって配信ルールが異なるため、実際の事件傾向とは必ずしも一致していません。

※事件種別・特徴・特徴の色は、ガッコム安全ナビ独自のルールに則って仕分け・集計されています。

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