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ガッコム安全ナビ 不審者・治安情報の動向調査(2017年10月~12月)

治安情報サイト「ガッコム安全ナビ」に掲載されている情報を元に、2017年度第3四半期(10月~12月)に発生した不審者・動物出没・傷害等の各事件に関する統計情報を下記と通りまとめました。

 

調査対象日:2017年10月1日~2017年12月31日

調査対象:治安情報サイト「ガッコム安全ナビ」に掲載されている不審者・治安情報

 

事件種別の傾向

 

 

■冬場はちかんが減少傾向

今四半期では前四半期に比べちかんの件数は約3/4に減少しています。前四半期は夏から秋であり、洋服が薄着ということでちかんを誘発しやすい季節であったと言えます。そのため冬場である次四半期も減少する見込みです。

しかし、ちかんは事件種別の中でも報告件数が非常に多い部類であるため、減少傾向にあっても引き続き注意して下さい。また、ちかん全体の事件の約4割が露出ということもあり、冬場でありながら多くの件数が報告されています。自分自身が気を付けていても遭遇することは起こりえるため、なるべく暗い場所を避け、人通りが多い道を選ぶなどすることをおすすめします。

 

■動物の目撃情報は前四半期に比べて減少傾向

前四半期では、動物の出没情報が多く寄せられていましたが、今四半期では前四半期に比べて半数となりました。前回のコラムでも述べたように、動物出没は寒くなるにつれて減少傾向にあります。

次四半期は前年の出没数からみるとさらに1/5まで減少する予測にあります。しかしこれは里や民家がある場所まで下りてきた動物の目撃数が比較的多いため、冬山でも入山すると動物に遭遇する可能性はあります。冬眠しない動物やエサを求めて徘徊する動物たちがいるかもしれないため、十分ご注意下さい。

 

不審者の特徴の傾向

 

 

■ダウンやコートなど防寒着が急増

前四半期では夏の装いが目立ちましたが、今四半期ではダウンやコートの件数が大幅に増えました。特にダウン、コート、ジャンパーなど上着として羽織るものは報告件数としても非常に多く、次いでセーターやフリース、マフラーなどの小物類も増加傾向にありました。

また、ニット帽やマスクなど、人相を隠すような装いが今四半期から増加し、次期四半期にかけてもさらに増える予測です。

 

■冬場は犯人の体型の報告が減少傾向

先ほども述べましたが、冬場は人相を隠す装いができる季節でもあります。それと同様に体型の報告も減少する傾向にあります。薄着となる春から夏場の報告と比べると今四半期は約3割の減少が見られます。

洋服を着こむために体型などが目立たないため報告に至らないという予想ですが、犯人が報告を曖昧にするために故意に着込んでいるということも考えられます。

冬場で犯人に遭遇した場合は、顔の特徴や体型が分かりづらいため、身長や着ている服の特徴をよく覚えておくのが良いかと思います。

 

不審者の特徴の色の傾向

 

 

■特徴色順位は黒・白・青・灰色と冬場でも変わらず

今四半期も前四半期と同様に以下の順位となりました。

不審者の特徴で最も多かったのは黒(54.3%)で、次いで2位が白(10.4%)、3位が青色(9.2%)、4位が灰色(8.5%)という結果になりました。この順位は夏場から連続して同様の結果となり、夏場であっても冬場であってもこの色の特徴は変わりません。

 

■今四半期はパステルカラーが減少傾向

ピンクや水色といった夏場に増加したパステルカラーは冬場になると減少傾向になりました。次四半期からは今四半期に次いで暖色系は増える傾向が予測されます。前回も述べましたが、黒や青など基本色で絶対数が多いものは季節によって増減の幅は少ないため、引き続き多くの件数が予測されます。

<前四半期から今四半期で増えた特徴を集めたアバターと減った特徴を集めたアバター>

 

 

発生時間の傾向

 

 

■夜間や深夜の事件件数が減少傾向

前四半期は日照時間や気温の上昇から事件の分散化をあげましたが、今四半期では日中帯の事件数の増加が目立ち、深夜帯の事件の件数は減少しました。次四半期は前年度から予測すると寒さが増す深夜帯はさらに事件は減少し、明るい日中帯に集中化する傾向にあります。

 

■通勤や通学など人が移動する時間帯は一年を通しても発生件数が多い

通勤や通学など人が移動する7:00~9:00や、帰宅時間の15:00~17:00は全事件種別が増加します。これは一年を通して見ても同様の傾向にあります。

特に子ども被害は下校時間である夕方が多く見られます。反対に授業中である午前中や昼間は減少傾向にあります。冬場は日が沈むのが早いため、学校も早めの下校を促していますが、部活動などで遅くなることもあるかと思います。子どもたちを狙った声かけなどもやはりこの時間帯に多く発生しています。

また、声かけだけでなく交通事故も増加しているため、登下校は保護者や地域による見守りが必要だと考えられます。

 

■詐欺などは昼間の発生が多い

主に高齢者を狙う詐欺は午前中や昼間に多く見られます。こちらも一年を通して同様の傾向にあります。特に多いのが9:00~14:00の間であり、他の家族が在宅している朝や夕方の時間帯は発生が減少します。このことから犯人は若者の外出している時間帯を狙っていることが予想されます。自分が一人のときに怪しい電話がかかってきたらすぐに判断せず冷静に行動し、家族に相談することをおすすめします。

 

 

※ガッコム安全ナビは、主に自治体や警察署等からの配信を元にしています。自治体や警察署によって配信ルールが異なるため、実際の事件傾向とは必ずしも一致していません。

※事件種別・特徴・特徴の色は、ガッコム安全ナビ独自のルールに則って仕分け・集計されています。

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