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ダチョウ倶楽部が先生に!?荒川区立尾久西小学校で防犯安全教室

昨今新潟市で発生した小学生女児の凄惨な事件を受け、世間では子どもの防犯や安全についてもう一度見直そうという動きが見受けられます。

 

ガッコムも子どもの防犯安全について積極的に取り組みたいと考え、今回は小学校でひらかれた防犯安全教室へ取材に行き、その内容や様子を記事にまとめました。

 

本日うかがったのは東京都の荒川区立尾久西小学校で、教室に参加したのはこの4月から通うピカピカの1年生たちです。1年生はまだ慣れない登下校のせいで事故や危険に遭いやすい学年だと聞きます。そのため多くの小学校では入学後すぐに防犯安全教室を開催するようです。

 

本日の防犯安全教室は警視庁とマクドナルドが連携して開催されたものです。この取り組みは各都道府県の警察とも連携して各地で行っているようで、防犯安全だけではなく交通安全に関する教室も行っています。また、一部の地域ではマクドナルドの店舗自体が「子供110番の家」として子どもの駆け込みを支援しているようです。

 

会場に入ってきた児童たちは多くの記者と大きなカメラに少し緊張した様子でしたが、司会者である警察署の「おまわりさん」があいさつすると大きな声で元気いっぱいに返事をしていました。

 

 

冒頭では新潟市の事件に触れ、「新潟の事件を知っていますか?」と児童に問いかけました。すると多くの子どもたちが「知っている」と口にしたり手をあげていました。連日の報道もありますが、やはり家庭や学校でこの事件についてしっかり教えられているという印象をこの学校の児童たちから受けました。

 

また、荒川区は防犯に非常に力を入れているようで、シルバー人材センターに協力を依頼して見守り活動を実施したり、児童にタブレットを渡して近隣の危険な箇所を写真に撮りデジタル安全マップを作成しているそうです。

 

 

マクドナルドのキャラクターでもあるドナルドが「安全笛」を子どもたちに贈呈するという場面もありました。普段なら出せる大声も、不審者に遭遇した際は怖くてすくんでしまい、声が出なくなるものです。この笛をランドセルに付けておくことでいつでも吹ける状態になります。また、反射板もついているため交通安全にも役立ちます。小学生の事故は下校中の16:00~18:00が一番多く発生しているようです。反射板があれば暗くなってもドライバーに居場所を教えることができるので危険を回避することができます。

 

 

また、ゲストのダチョウ倶楽部の3人が、警察官、マクドナルド店員、不審者となり、子どもたちと一緒に声掛けから駆け込みまでを実習しました。

 

 

子どもたちは不審者に扮する上島竜兵さんの「お菓子あるよ、ついておいで」の誘いにのらず、しっかり断っています。

 

 

しかし不審者はとてもしつこくついてくるので、子ども110番の家でもあるマクドナルドへ駆け込みました。

 

 

そしてマクドナルド店員に扮する寺門ジモンさんにしっかりと「知らない人に声をかけられた」と伝えることができ、店員さんは警察に通報してくれました。

 

 

すぐに警察官に扮する肥後克広さんがやってきて、不審者を捕まえようとしますが不審者は逃げます。

 

 

子どもたちは「不審者はあそこだよ!」と大興奮!

 

 

子どもたちの声で不審者を無事に捕まえることができました。

 

 

最後に記念写真を撮りました。最初は緊張していたけど最後は穏やかな雰囲気に。

 

 

おわかれはハイタッチ。ゲストは児童一人ひとりに声をかけていました。

 

 

メディアのインタビューに答えてくれた児童たちがいます。

防犯安全教室の感想は、

 

「おもしろかった」

「(上島さんの不審者役が)ちょっと怖かった」

「(もし不審者に遭っても)笛も吹けるし、ちゃんと大人に説明できる」

 

と言っていました。

 

 

今回の防犯安全教室で一番印象に残ったのは、警察署長がおっしゃった「子どもの安全は警察だけでは守り切れない、街全体で子どもの安全を守ろう」という言葉でした。

 

この言葉は私たち大人たちに向けられたものです。

 

子どもたちは知らない人に声を掛けられたり、連れていかれそうになったら大きな声を出す、安全笛を吹く、ということを教えられています。しかし、声を出したり笛を吹いただけでは助かりません。その声を聞いて大人たちが子どもを助けなければならないのです。みなさまが子どもの頃に知らない人に連れていかれそうになったら近くにいる大人に助けを求めなさいと教えられたのではないでしょうか。今、我々が助ける側である大人となっているのです。

 

登下校中の児童生徒に目を向けるだけで「地域の目」となることができます。地域の目を増やすことこそが子どもの安全を守ることにつながるはずです。

 

また、ガッコムが運営しているガッコム安全ナビでは子どもの被害が非常に多く報告されています。事件に遭遇した際の対処法はもちろん大切です。しかし発生傾向などを確認することで被害を事前に防ぐことが子どもたちにとってもより良いことだと思います。地域の目と安全ナビを活用することで、地域全体の子ども被害が少なることをガッコムは願っています。

 

 

本日の防犯安全教室は、子どもたちだけではなく、防犯安全教室の場にいた全員が勉強となった一日だったと私は思います。

 

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